【レポート】5/29(日)ワールド・カフェ・ファシリテーター養成1Dayコース 「ワールド・カフェのつくりかた」
開催概要
●タイトル : ワールド・カフェ・ファシリテーター養成1Dayコース
「ワールド・カフェのつくりかた」
●主 催 : ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP
●日 時 : 2011年5月29日(日) 10:00~18:00
●場 所 : 豊洲
●参加人数: 10名 (他、スタッフ 2名)
●ファシリテーター: 中川繁勝(ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP パートナー)
●開催意図
毎回、様々な分野で活躍されている方がワールド・カフェを現場で開催したいという思いをもって参加してくれています。このコースでは、私たちが「教える」のではなく、参加者同士の対話(ダイアログ)を中心に、様々な疑問や悩みを共有し、経験談や意見を交換しながら主体的に「気づき、学んでもらう」場となるように設計しています。
当日の様子
台風2号が近づくというこの日。強い雨にもかかわらずエントリー者全員が出席してくれました。
●ウォーミングアップ~自己紹介
前日のレゴブロックに続き、LaQという知育玩具のパズルを準備しました。指先を動かして頂きながら頭も使っていただき、徐々にエンジンをかけていきます。
続いて自己紹介をグループ毎に。名前や仕事などの話と共に、LaQで作ったものを元に今の気持ちなどを話していただきました。これで頭と口をウォーミングアップ。そして同じテーブルの仲間を知ることが出来ます。
●Principle
ワールド・カフェ未体験の方は1名のみ。ワールド・カフェの説明を簡単にした後に、今回は原理にじっくり取り組みます。書籍「ワールド・カフェ」に書かれているものをベースにしますが、その表現だけではなかなかしっくりきません。今回は原理の項目をひとつずつ取り上げ、できるだけわかりやすく、簡単にお伝えしました。メモを走らせる姿も多く見られました。
●体験
エチケットなどを再確認した後、早速ワールド・カフェ体験です。
問いは「私たちはワールドカフェに何を期待しているのでしょうか?」です。
今回は3テーブルということもあり、わぁっという盛り上がりではなく、しっとりとしたワールド・カフェです。
その後、Purpose(ワールド・カフェの開催の目的と問い)、Presence(Being:あり方)、についてテーブル毎の対話を通して考え、最後にPlanning(計画)として設計シートを配布し、各自自分のワールド・カフェの開催に向けて、詳細を検討いただきました。
多くの対話とたくさんのメモ。
テーブルのメンバーを変えつつ、多様な意見を交わしあいながら各自がワールド・カフェとファシリテーターについて形を整えていきました。
最後に全員からの気付きや質問をポストイットに書いていただき、前で発表してホワイトボードに貼りだしてもらいました。それに講師が回答する形で疑問を解消していただきました。
Q&Aの時間も比較的しっかりとらせていただき、大事なポイントをお伝えしたつもりです。
問いやあり方に難しさを感じた方もいたようですが、とにかく一度やってみることです。やれば見えるものがあります。
早いうちに経験していただけたら幸いです。
参加者の声
● 他花受粉の重要性を知ることが出来ました。 (半沢様)
● 開催までの準備の重要性。なんとなく理解していたつもりでしたが、少し甘かったように思います。失敗を恐れず、とにかく開催を目指したいです。 (匿名)
● おもてなしの空間は、物もそうだけれど、ファシリテーターのあり方で決まるなーと感じました。あくまでも主役はみなさん。話しやすい空間を作るために、準備をパーフェクトに。 (西寺様)
● ワールド・カフェのつくり方、ファシリテーターのあり方が、ワールド・カフェで学べておもしろかった。 (匿名)
● 目的から問いを作っていくことが重要であるとわかった。 (匿名)
● 今回のセミナーを受けて、問い作りの方法が理解できたと想う。 (匿名)
● 頭でわかっていることを腑に落ちる状態にするには、一度ワールド・カフェを自分で開催してみること。 (匿名)
●ワールド・カフェの目的の明確化と必要性。ワールド・カフェが目的とならないように。 (匿名)