【レポート】11/16 ワールド・カフェのつくりかた(ファシリテーター養成講座)

●タイトル: ワールド・カフェ・ファシリテーター養成1Dayコース「ワールド・カフェのつくりかた」
●主催: ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP
●日時: 2013年11月16日(日) 10:00~18:00
●場所: 新宿文化センター4F 第4会議室
●参加人数: 参加者 11名
●ファシリテーター: 折口みゆき(ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP パートナー)
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チェックインメッセージ

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今回は参加者のみなさんにチェックイン・メッセージを書いてもらい、壁に貼りました。
お名前、参加目的、期待することを書いてもらいました。ざっとですが、どんな人がどんな想いで来ているのかが分かります。コンテクストを共有することにつながります。

参加者の様子

自己紹介でお互いが何者かが見えると徐々に和やかに。難しい顔をしていても本当は仲良くしてほしいと思っていたり、この場を楽しみたいと思っていたりすることが見えてきます。お互いにほっとする時間であり、この場が安心な場であることを確認する大事なポイントです。

ワールド・カフェ、体験

今回の参加者11名のうち、未体験者は8名でした。
まずはいつものように、ワールド・カフェを体験していただきました。
最初のラウンドでは問いを模造紙に書かずに進めていただきました。話は始まるのですが、沈黙していたり話に夢中になっていたりすると、いつのまにか脱線気味になるグループも。

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そこで、2ラウンド目は模造紙の上に問いを書いていただきました。
問いを見失わないように紙の上に書いておくことは大事だと思います。書いておけば脱線しても本来の問いに気づいて話を戻せる可能性が高くなるからです。
それにしてもみなさん、初めての方が多い割には話が弾みます。
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最大の課題はいつも「問い」

みなさん共通の悩みは「問い」ですね。
今回も「問いはどうしたら...」という質問がいくつも寄せられていましたし、そこかしこの対話の中で「むずかしい」と頭を悩ませる言葉が聴こえてきました。
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今回はグループ内でお互いの企画の状況を共有した後に、一緒に問いを考える時間をとっていました。
さらに、グループから問いのお悩みを一つずつ提示いただき、全体で考えながらブラッシュアップしていきました。

その中でも、参加者のみなさんから出てきた「もしもシリーズ」は秀逸で力強い問いでした!
「もしも、入社1年目の社員だったら・・・」というように、参加者全員が同じ立場で考えることのできるこの問いは、いまの立場や役割を越えて、客観的に組織を評価したり考えたりすることができそうですし、なにより盛り上がりそうでワクワクする問いです
しかもこの問いはグループで独自に考えてよいというルールも。主体性も提供しつつ、積極的に話したくなる問いですね。

ファシリテーターを考える

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最後に、ファシリテーターのあり方について考えていただきました。
「ワールド・カフェを車に例えたら、ファシリテーターはどこに座る人?」
これには様々な回答が出されましたが、それぞれに納得感のあるご意見。
回答を伺う限り、みなさんファシリテーターのあるべき姿は描けているように感じられました。
しかしながら、対話の中で出てきた「御する」の言葉。
「それって参加者をなんとかしようとしていません?」(笑)
「話さない人にはどうしたら?」
「話しすぎる人がいたら?」
「プライドの高い人が参加してたら?」
ファシリテーターとしていろいろ悩みはつきませんが、すべてを受け止めて臨みましょう。
その代わり、準備はばっちりと!

質問コーナー

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質問コーナーにも多くの疑問が寄せられました。
最後に講師とスタッフの2名体制で回答させていただきました。
(写真は午前分のみです)

おわりに

始まっちゃったら手が付けられないと思って、しっかり準備してください。
特に「何のためにやるの?」を明確にしておくことが大事ですね。
お渡しした企画シート等を活用いただき、いい場を作っていただけることを期待しています!
(DOD 中川繁勝)