vol.99「閃きを採用する」

先日、「Calling(天職)」というイベントに参加しました。
午前中は天職につながるワークショップの体験、午後はアルケミストなどの翻訳者で有名な山川紘矢さん・亜希子さん夫婦の講演という二部構成でのイベントです。
午前中の体験ワークショップ、山川夫妻の「なぜ翻訳家にたどり着いたのか」「どんな使命で仕事をしているのか」という話もとても素晴らしく充実したものでしたが、何より興味深かったのは主催者による、そのイベントが立ちあがった経緯のお話でした。

そのイベントは、主催者である女性に「お告げ」があったことから始まります。
彼女は、そのお告げに「やらなきゃ」と立ち上がり、200名近くが入るホールを借りるところからスタート。そして仲間に声をかけ、登壇者に声をかけ、あれよあれよという間に協力者も集まってきたといいます。
開催までにはご苦労もこともあったと思いますが、最終的にスタッフ20名、150名もの参加者が集まるイベントになったのです。

「お告げ」というと一見怪しい感じもしますが、みなさんも閃きやアイデアがふと湧いてくるという体験をお持ちだと思います。
それでも「気のせい」「実現できそうにない」「馬鹿にされる」「笑われる」などと考え、自分でその閃きを打ち消し、なかったことにしてしまいがちです。

しかしその閃きには、自分が活きる・社会のためになるヒントが隠されているのかもしれません。
今回も主催者の閃きが多くの人に、自分との繋がりを考える機会、社会と繋がるための仕事と生き方を考える機会を提供してくれました。

閃きからはじまることには、不思議とサポートする人々が集まったり、実現に向けた力が集まったりするのですね。
そして閃きは、自分では想像もつかなかった世界に連れていってくれるのかもしれません。

あなたも閃きを採用してみませんか?

(DODパートナー 折口みゆき)