vol.105「映画が教えてくれること」

昨年12月公開の「スターウォーズⅧ/最後のジェダイ」観ましたか?
私は、公開初日含め、年末年始で計4回鑑賞済。
2016年の記事でも同じことを、、、"「スターウォーズⅦフォースの覚醒」は映画館に5回"

私は、映画鑑賞の体験を、自らの内なる感覚を、他者の創造物に投影する行為だと考えています。従って、今回のSWでは、自分の共感度が低いキャラクターが活躍する時間が長く、違和感ありありでした。ただ、視点を変えると、また違った見方ができるのも映画の楽しみの一つです。

今回のSWは、往年のファンとしては時代の分岐点となる作品。構造的には、神話の法則に忠実ではあるものの、これまでのSWの世界で大事にされてきた設定をことごとく壊していくので、特に、初回は違和感に注意が向いて、まったくしっくりきませんでした。
この違和感は、これまで通りの主要キャラクターの体験を求めていた古い自分の視点だったので、2回目以降は別の視点で観ることでだいぶ体験が変わってきました。と同時に、これまでのSWの終わりと新たなはじまりを感じました。
SWは、壮大な世界観が魅力なのはもちろんですが、その世界を彩る個性的なキャラクターたちの存在があってこそです。自分の共感するキャラクターがいれば、自らを投影し、その世界に対する共感も高まりますが、逆も然りです。
初回を思い返すと、本作に対する違和感は、これまで通りの主要キャラクターの体験を求めていた古い自分の視点だったと気づき、2回目以降は別の視点で観ることでだいぶ体験が変わってきました。と同時に、これまでのSWの終わりと新たなはじまりだなと思いました。
会社組織、チームでも同様です。まずは、自分自身にとって、本来の価値観や考え方、何かしらの要素で共感できる存在が、職場にいるかいないかは重要です。組織の風土は、様々な要素で定義される限定的な世界の在りようですが、自ら共感ポイントをみつけ、肯定的に取り組めるかも仕事力の一部。
ただし、多くの場合、共感どころか、本来の自分を見失い、組織の古い慣習や当たり前の風土に飲み込まれてしまう人が多いのも事実です。一旦飲み込まれると、自らの本来の性質を発揮するどころではありません。
そのためにも常に"今ここ"の自分が、どんな自分を生きようとしてるのか?自ら自分を顧みて、"今ここ"の自分をアップデートすることです。SW体験も、その視点によっては示唆に富んだ機会になると思います。
May the force be with you!
ちなみに、3/10開催のワークショップ「あなただけのキャラクターと共に旅をするヒーローズジャーニーWS~マインドフル・ジャーニー外伝~」では、自分だけのキャラクターを創造し、"今ここ"の自分をアップデートする1Dayです。ご参加お待ちしております。
(DODパートナー 坂本敬行 )