【受付終了】5/17(水)~9/20(水)開催 哲学対話ファシリテーターのための探究コース(全10回)
こちらのコースは4/16(日)午前11:00より受付開始となります。
【開催主旨】
・どうしたら哲学対話の進行がうまくなるんだろう?
・そもそも哲学対話の進行がうまいとはどういうことなんだろう?
・哲学対話のファシリテーターは何をしたほうがよくて、何をしてはいけないのだろう?
・経験が豊富な人はいつもどんなことを意識しながら進行しているのだろう?
進行役として哲学対話をやってはみたものの、こういった疑問が浮かんでくることはありませんか?
現在、広く行われるようになった哲学対話やこども哲学(P4C)、哲学カフェですが、ファシリテーターの養成やスキルアップできる場が十分にあるかというと、日本ではまだまだ少ない状況です。
また、様々なファシリテーターが進行する場に参加して「人それぞれ」のやり方があることは理解できても、いざ自分が進行役をする際にはいったいどうすればいいのかと迷うことも多いのではないでしょうか。「人それぞれ」のやり方があったとしても、哲学対話全般に共通する「核」のようなもの(「これがあるからこそ哲学対話である」という必要条件のようなもの)はあるのではないでしょうか。
そこで今回、経験豊富な実践者の多様なスタイルに触れながら、哲学対話のエッセンスやコツを学び、参加者それぞれが自身の実践の場につなげられるようなコースを企画しました。
全10回のうち第2回~第8回は、様々な分野で活躍されている方々をゲストファシリテーターに迎え「哲学対話」を実際に体験します。さらに「対話についての対話(メタダイアローグ)」をじっくりと行いながら、「ファシリテーターは哲学対話の際に、何を見て、聴き、感じ、考え、判断し、発言しているのか?そして、なぜそうするのか?」について言語化していくことを試みます。
こういった場を重ねていくことで
①哲学対話の場を俯瞰する力を養うこと
②自分自身にあったファシリテーションスタイルを探究すること
③目的に応じた場づくりができるようになること
を目指します。
また第9回は特別講座として現象学の方法による哲学対話「本質観取」を体験します。現在一般的に行われている哲学対話と異なるやり方に触れることで経験の幅を広げます。
これらの体験を通して、参加者それぞれのファシリ―テーター像を見つけ、実践力を養う深い学びの場になればと思っています。
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【日程(全10回)】
いずれも19:00~22:00、オンライン開催
①5/17(水)初回オリエンテーション
②5/31(水)ゲスト 角田将太郎さん
③6/11 (日)ゲスト 幡野雄一さん ※日曜開催です
④6/28(水)ゲスト 松川えりさん
⑤7/12(水)ゲスト 堀越耀介さん
⑥7/26(水)ゲスト 永井玲衣さん
⑦8/9(水)ゲスト 山本和則さん
⑧8/23(水)または8/27(日)ゲスト 土屋陽介さん ※調整中
⑨9/6(水)特別講座 ゲスト 苫野一徳さん
⑩9/20(水)最終回、各自の学びの収穫と発表
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【内容(予定)】
①初回オリエンテーション
参加者&主催者自己紹介、コースの説明、哲学対話のファシリテーションで困ることや迷うことを洗い出す対話を行います。
②~⑧ ゲストファシリテーターによる哲学対話とメタダイアローグ
哲学対話の時間は、ゲストが進行役となりそれぞれのスタイルでの哲学対話を行います。メタダイアローグの時間は、まずゲストの進行役からどのように場を見て判断していたかを共有していただき、その後は参加者から質問を受けながら対話を進めます。
⑨特別講座「本質観取をやってみよう」
哲学対話の経験の幅を広げるために、現在一般的に行われている哲学対話と異なる「本質観取」を体験し、自身のファシリテーションにどんなことが活かせそうか対話をします。
⑩最終回
ここまでの学びを踏まえて、自身の開催する哲学対話について「何のためにやるのか」、「何を大事にするのか」と、「自身が理想とするファシリテーター像」などを言語化し、発表します。
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【参加対象者】
※以下の「すべて」に当てあてはまる方
・哲学対話の進行役を3回以上したことがある方
・地域や組織、学校などで哲学対話の場をつくっていきたい方
・様々なスタイルの進行のしかたにふれながら、哲学対話のファシリテーターについて深く考えたいと思う方
・自分なりのファシリテーションスタイルを磨きたいという方
【その他】
・欠席の場合の振替はありません。各回終了後、アーカイブ配信があります。コース最終日の1か月後まで視聴可能です。ただし受講者本人の視聴のみとし、受講者以外の方との複数人での視聴や動画URLの共有等は厳禁とさせていただきます。
・コース中の重要事項のご連絡や参加メンバーのやりとりでFacebookグループを使用します。お申込みの際にfacebookアカウントをお知らせください。もしどうしてもfacebookを使いたくないという場合、個別の対応をさせていただきますのでお知らせください。
・毎回、ご自身の振り返りとゲストファシリテーターの方へのフィードバックのためにアンケートにご協力ください。
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【ゲストファシリテーター・プロフィール】
角田 将太郎 さん
1995年生まれ。千葉県出身。県立船橋高校、東京大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程在籍。哲学対話の実践と研究を往復しながら、互いに配慮し合いながら共に考える場をつくる方法について探究している。様々な学校や企業、自治体で講師の経験がある。特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ代表理事。
幡野 雄一 さん
高校卒業後、ヒッチハイキング、野宿生活、四国の歩き遍路などを経験。その後、駒澤大学仏教学部禅学科に入学し、学部を首席で卒業。卒業後は、学校、塾、地域などで、様々な世代の人たちと哲学対話を行う。2018年、走る小屋とテーブル「ポイトラ」の運営を開始し、各地で哲学対話を企画。2019年、国立駅北口に探究型学習塾「ベースクール」を開校。2020年、安心と冒険が同居するまちの寮「ぶんじ寮」を開寮。特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ理事。
松川 えり さん
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程 単位取得退学。学生時代より哲学カフェの活動を始め、2005年、大阪大学臨床哲学研究室のメンバーを中心に、哲学対話を実践・サポートする団体カフェフィロを設立。2014年4月より2016年3月まで代表を務める。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任研究員を経て、フリーランスのてつがくやさん(哲学プラクティショナー)に。岡山を拠点に、カフェ、公民館、福祉施設、病院、学校などで哲学カフェや対話ワークショップの企画・進行を行う。共著として、『哲学カフェのつくりかた』(大阪大学出版会)、『この世界のしくみ 子どもの哲学2』(毎日新聞出版)など。毎日小学生新聞にて、「てつがくカフェ」連載中。
堀越 耀介 さん
博士(教育学)。東京大学共生のための国際哲学研究センター(UTCP)上廣共生寄付講座 特任研究員 / 独立行政法人日本学術振興会 特別研究員PD。専門は、教育哲学・哲学プラクティスで、特にジョン・デューイの哲学思想、「子どもとする哲学(P4C)」/ 哲学対話の理論を研究。
永井 玲衣 さん
学校・企業・寺社・美術館・自治体などで哲学対話を幅広く行っている。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
山本 和則 さん
哲学プラクティショナー。余白製作所の屋号で哲学対話の開催や京都のコミュニティスペース運営、ZINEの編集など、世の中に「余白」 をつくる様々なプロジェクトを展開している。カフェフィロ代表。
土屋 陽介 さん ※調整中
開智国際大学教育学部准教授。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(教育学)(立教大学)。専門は、子どもの哲学(Philosophy for Children: P4C)、現代哲学、教育哲学。開智中学・高等学校や開智日本橋学園中学・高等学校などにおいて、学校が独自に開設している教科「哲学対話」の授業担当者を11年間務めた。著書に『僕らの世界を作りかえる哲学の授業』(青春出版社、2019年)など。その他に、毎日小学生新聞「てつがくカフェ」の連載担当、NHK・Eテレの学校放送番組「Q~こどものための哲学~」の番組監修なども務める。
苫野 一徳(とまの・いっとく)さん
哲学者・教育学者。熊本大学大学院教育学研究科准教授。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。著書に『どのような教育が「よい」教育か』(講談社)、『「自由」はいかに可能か』(NHK出版)、『子どもの頃から哲学者』(大和書房)、『はじめての哲学的思考』(筑摩書房)、『愛』(講談社現代新書)、『学問としての教育学』(日本評論社)などがある。
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【コースファシリテーター・プロフィール】
各回の進行や参加者のサポートなどを行う運営メンバーです。
角田 将太郎(アーダコーダ代表理事)
※第2回ゲスト兼任。プロフィールはゲストファシリテーターの欄に記載
ふみひらみつこ(まちいろドロップス主宰)
臨床心理士・公認心理師。対話を通して、人と人が緩やかにつながることのできる希望や可能性を感じながら活動中。高校で総合探究の授業のアシスタント、川崎市高津区でのこどもてつがく(タカテツ)のサポートの他、地元では子育て支援も含め、様々な対話の場作りをしている。
大前みどり(ダイナミクス・オブ・ダイアログ代表)
経営管理修士(MBA)。企業の人材育成や起業支援に関わったのち独立し、組織や地域、学校において対話の場づくりを推進。市民活動として哲学対話を毎月主催して4年目。その他、対話力向上のためのトレーニングの開催、高校の探究の授業のアシスタントをしている。
【主催・事務局】
ダイナミクス・オブ・ダイアログLLC
【協力】
特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ
カフェフィロ
まちいろドロップス
開催 日時 | 2023年5月17日(水)~9/20(水)全10回 |
会場 | オンライン会議システム「Zoom」 ※アクセス情報は開催1週間前までにお知らせします。 |
定員 | 15名 |
参加費 | 49,500円(消費税込、事前振込) ※Peatix経由でお申込み、お支払いください。 |
キャンセル規定 | 今回は4か月間の特別コースのため、別途キャンセル規定を設けております。 下記の通りキャンセル料が発生しますので予めご了承ください。 1)5/7(日)23:59までのキャンセル……全額返金 2)5/8(月)0:00~5/14(日)23:59 ……参加費の50% 3)5/15(月)0:00~5/17(水)初回、開催後のキャンセル……参加費の100% 1)はPeatixを通してキャンセル手続きを行います。 Peatixでのキャンセル手続きにつきましてはこちらをご確認ください。 お支払い方法によっては手数料が発生する場合があります。 2)に関しましては、弊社より銀行振込での返金となります。 返金の際の振込手数料はお客様負担とさせていただきます。 3)に関しましては返金はありません。 |
お問い合わせ | ご不明な点がございましたら、お問合せフォームよりお知らせください。 ダイナミクス・オブ・ダイアログ(DOD)事務局 |