8/13(日)開催 現象学の方法による哲学対話「本質観取」をやってみよう(テーマ:罪悪感)

普段哲学対話をしていると、「人それぞれだ」という意見で終わってしまったり、それぞれの主張が対立しただけで終わってしまう場合が少なくありません。

通常「唯一の真理」を求めようとすると、こういった相対主義的見方や信念同士の対立になってしまいます。ですので、信念はいったん脇に置く必要があります。

現象学の方法をもとに行われる哲学対話は「本質観取」と呼ばれ、共通了解を目指して対話を行います。
現象学ではどの人の意識体験にも共通する構図があると考えます。この基本構図(ある事柄が持つ意味の核心)のことを「本質」と呼びます。
参加者は「私」の意識体験をふりかえり、どんな人にも共通するであろう基本的な構図 (本質)を言語化します。
他の人たちはそれを自分の意識体験に即して検証します。そして「たしかにそうだ」と思えたとしたら、合理的な共通了解の成立とみなします。

このように「本質観取」では、ものごとの本質を自分たちの経験を通して洞察していきます。唯一の真理を求めるのではなく、各自の体験を通してその事柄の本質に迫っていきます。

通常、次のような手順で進んでいきます。

①ある事柄についての問題意識(気になること、考えたいこと)を共有する。
②具体的な体験やその言葉を用いる例を出す。
③出し合ったものをふまえて、その事柄の共通の特徴を引き出す。
④共通の特徴同士の関連を考えたり、それらの根拠となっているものを考えたりする。
⑤その事柄についてのまとめの文章をつくる。
⑥まとめの文章が最初の問題意識に答えているか吟味する。

今回は、この手順で共通了解をつくるということに取り組みます。
対面式の開催です。


進行役:ダイナミクス・オブ・ダイアログ大前

開催日時2023年8月13日(日) 12:30~17:30 テーマ「罪悪感」
会場東京体育館 第4会議室
https://www.tef.or.jp/tmg/access.html
JR総武線千駄ケ谷駅 すぐ
都営大江戸線国立競技場駅 すぐ
定員6名(先着順、定員になり次第締め切り)
参加費4,000円(税込) 
※Peatix経由でお申込み、お支払いください。
キャンセル規定開催8日前までは全額返金いたします(返金の際の振込手数料はご負担ください)。開催7日前以降のキャンセルは、返金致しかねます。予めご了承ください。
お問い合わせダイナミクス・オブ・ダイアログ(DOD)事務局

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