【キャンセル待ち受付中】1/7(土)~8(日)開催 ソクラティク・ダイアローグ体験ワークショップ(オンライン)#4

ソクラティク・ダイアローグ(SD)とは、1つのテーマについて参加者が自分たちで問いを立て、自らの経験に基づいて時間をかけて話し合いながら、みなが合意できる答えを導き出す哲学対話ワークショップです。5~8名の参加者で、標準的には2日半時間をかけます。

SDの基本的な考え方を示したのは、ドイツの哲学者レオナルト・ネルゾンです。どんな知的権威にも頼らないで考えることが「哲学」の本当の在り方だという信念からこの方法を編み出しました。さらにネルゾンの弟子のグスタフ・ヘックマンという教育学者が一般市民にも広めました。1990年以降、ドイツ・イギリス・オランダなどで行われるようになり、特にオランダでは経営者やビジネスパーソンを相手に大きな成功を収めたと言われています。

SDは、以下のようなステップで進んでいきます。

①テーマを主催者が示す
②テーマに関しての例(自分が体験した経験)と、問いを参加者が出す。
③出し合った例と問いを、それぞれ一つ選ぶ。
④選ばれた例を詳しく記述し、その中から核になる文(core statement)を見つける。
⑤問いの答えを出し合い、対話によってグループとしてまとめる。


通常の哲学対話と比べると、SDでは「1つの例に基づいて、問いの答えを探究し、その答えについて合意を目指す」というところに特徴があります。

進行役は内容にはタッチせず、参加者の発言を文章として定式化することを促します。
また議論が紛糾した場合は、参加者同士でどのように対話を進めればよいかを話し合って解消していきます。


このソクラティク・ダイアローグの短縮版を体験するワークショップを開催します。
今回もオンライン開催のため、4.5時間ずつ2日間にわけて行います。

第4回目のテーマは「非常識とはどういうことか?」
非常識とはどういうことなのか?何によって非常識と判断するのか?じっくりゆっくり時間をかけて探究していきます。
今回はSDのプロセスでも特に後半の合意を目指す対話に時間を使うため、「例を出し合う」「詳細を記述する」パートは事前に主催者が用意をし、「核になる文を見つける」パートからスタートしたいと思います。

なお、このワークショップはSDを学ぶ講義を行うものではなく、1)SDのプロセスを体験すること、2)体験からの学びを、各自が今後のよりよい哲学対話の実践につなげることを目的としているため、参加条件を設けております。以下の内容に同意できるかたのみの受付とさせていただきます。

<参加条件>
・遅刻早退なくすべてのセッションにカメラONで参加できる
・今回のテーマに関心がある
・積極的によりよい場づくりに協力する
・終了後のアンケートに協力する
・当日の録画録音や写真撮影を了承する
・当日の内容をレポートとして公開することを了承する

当日は「Zoom」の他、オンラインホワイトボード「Miro」を利用します。
そのため、随時書き込みができるPCでご参加の方のみの受付とさせていただきます。
(スマホやタブレットですと入力の際に画面が切り替わったり入力に時間がかかったりと進行に影響が出るため、必ずPCでご参加ください)。

また当日は、Miroの使い方の詳しい説明などは行いませんので、お申し込み後にご案内するURLにアクセスし、必ず事前にMiroへの書き込みができるかを試しておいてください(詳細はメールに記載いたします)。


●参考図書

『ソクラティク・ダイアローグ 対話の哲学に向けて』 堀江 剛 (著), 中岡成文 (監修)


※ただ今キャンセル待ちの受付中です。キャンセル待ちをしていただいた方には、お席が空いた場合に受付順にご連絡します。また次回開催の際に優先的にご案内させていただきます。

開催
日時
2023年1月7日(土)、8日(日) 両日とも 13:00~17:30(12:50受付開始)
会場オンライン会議システム「Zoom」
※アクセス情報は開催1週間前までにお知らせします。
定員6~8名 ※最小催行人数4名
参加費5,000円(消費税込、事前振込)
※お申し込み後に振込先の口座などが記載された自動返信メールが送られます。
 メール受領後、8日以内にお振込みください。
キャンセル規定開催8日前までは全額返金いたします(返金の際の振込手数料はご負担ください)。
開催7日前以降のキャンセルは、返金致しかねます。予めご了承ください。
お問い合わせこちらのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。