開催にあたって

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人と人とのつながりから、場と場のつながりへ


ワールド・カフェ・ウィーク誕生のきっかけは、2009年5月。都内のあるカフェでの何気ない一言からでした。
「対話 の価値を信じ、自由に話せる場を広げていく活動をしている人たちが、どうにかしてつながっていけないか?」

始まりはたった二人の 会話からです。
そこから一人ずつ声をかけ、共感してくれる方が一人また一人と増えてゆきました。

そして昨年11月15日から21日にかけての一週間で開催されたワールド・カフェ・ウィーク2009では、私たちの呼びかけにこたえてくれた17の団体によって、日本各地で22回のワールド・カフェが開かれ、のべ800名の方が参加されました。

初めて出会って隣に座った人の一言が、自分の思いと融け合って想像にもしなかったアイディアが生まれたり、自分とは違う意見だと思っていた人の考え方の奥に、自分が持っているものと同じものを発見したり、新しいエネルギーの波を感じられる一週間でした。

なによりも、安心して話を楽しめる空間は、今の時代に必要とされている場の一つ、との確信が得られました。

今年はワールド・カフェ・ウィーク2010として、春の第一弾を5月22日(土)から30日(日)にかけて全国各地で開催いたします。今回はさらに多くの団体にご参加いただけるよう、期間を9日間としました。

「前回の期間中に、ワールド・カフェの開催が叶わなかった方にぜひ開催してほしい」

「今までは参加するだけだったけど、今度はぜひ自分がファシリテーションをしてみたいという方にぜひホストになってほしい」

「まだまだたくさんの、対話の場をつくっている方々に少しでも早くお会いしたい」

そして


「一人でも多くの方に、"心を開いて、聴き、話す"ことを体験してほしい」


との思いから2010年は春秋の2回の開催します。


ワールド・カフェ・ウィーク2010のコンセプトは「思いを馳せる。人に、地域に、社会に。」

今自分のまわりにある家庭や職場や地域、そして社会はどうなっているんだろうか。
それに対して私たちは何を感じているのだろうか。
その感じたことから、何をしたいと思うのか。
何をしたくないと思うのか。

まずは現状をありのまま見つめ、そんな対話を重ねてゆきませんか?

そこから何が生まれるのか、どうなっていくのかは、「場」の中で自然に決まってゆくでしょう。

私たちの願いは、そんな「場」をつくっている方々が、日本中、世界中、どこでワールド・カフェを開催しても、ワールド・カフェ・ウィークを通して、思いを共有し広く大きくつながってゆくことです。同じ思いを共有できる仲間となることです。


前回のオープニング・イベントで基調講演をしてくださった田坂広志氏の著書『目に見えない資本主義』に次のような記載があります。

たとえ、その社会が不完全であり、 多くの問題を抱えていても、自らが、その社会を「より良き社会」に変えるための活動に参加していると感じるとき、人々は、大きな幸福感を感じることができる。

社会を変えるリーダーの登場を待つのではなく、対話の場を通して自らの行動一つひとつで社会をより良く変えていくことができると一人でも多くの人が思えること。

ワールド・カフェ・ウィークを通してそれを実現したいと、強く願っています。



ワールド・カフェ・ウィーク実行委員会 一同