【レポート】4/23 対話の場づくり実践シリーズ「ワールド・カフェのつくりかた」

【開催概要】

●タイトル: 対話の場づくり実践シリーズ「ワールド・カフェのつくりかた」
●主催: ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP
●日時: 2014年4月23日(水) 10:00~18:00
●場所: 新宿文化センター
●参加人数: 参加者 9名
●ファシリテーター: 坂本敬行(DOD)
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今回はめずらしく平日開催。1日かけての「ワールド・カフェのつくりかた」でした。
9名のみなさんにお集まりいただきました。今回は不思議なことに理系な職業の方が半分近くいらっしゃるという珍しい陣容。普段は理屈で考え・話すみなさんかと思われますが、そんなみなさんも、理屈だけではなく対話の重要性に気づいていただいているということではないかと感じました。

ワールド・カフェ体験

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前回は初ワールド・カフェという方も多くいらっしゃいましたが、今回はほとんどの方が体験済み。かつ、今後開催予定をお持ちとのこと。
午前中のワールド・カフェ体験では積極的にお話しするシーンが見られるものの、ラウンド1においては話す・聴くことに熱が入り、書く・描くことが疎かになってしまう人も目立ちました。しかし、そんな状況はシャッフルすることで薄らいでいきました。参加の目的が明確だからでしょうか。
対話の中でクッシュボールをうまく使う姿や、突っ込んだ質問、相手の話の受け止め方のうまさなども目立っていました。初めて経験する方も、徐々に様子を掴み始めていたようです。
ラウンド3では、もやもやの残っている部分もあったようですが、一方で共感や発見も見られました。

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体験後の振り返りがとても活発でした!
付箋紙に書き出すその密度、数、もちろん内容も!そこでもお互いに新たな発見があったようです。特に指示はしていませんが、参加者の視点とファシリテーターの視点を分けている人もいらっしゃり、参加の意気込みの高さがアウトプットに現れていました。
最後はそれぞれの気づきのシェアを全体で行い、体験から得たものを分かち合いました。
「クッシュボールを触っていると人を責める気にならない」という意見。私にとっても大きな発見でした。確かに!そうかもしれない!
「まとめ」に関しても濃いやりとりが行われ、理解を深めていただいた様子でした。

問いの探求

DODオリジナルの企画シートを使って少しずつ実施の形を作っていきます。
そしていつも大きな壁として立ちはだかるのが「問い」。みなさんが一番興味を持っているのも「問い」。

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まずは自分のワールド・カフェのテーマに沿って問いを考えていただき、それをお互いにレビューし合っていただきました。
最近の「つくりかた」講座では、スタッフが各グループに一人ずつ加わって、一緒に問いをレビューし、改善のアイデアを話し合います。今回もここで新しい視野が開けた方々がいらっしゃいました。時間の都合でグループでお一人の問いしか扱えませんが、参加されたみなさんは、何をどう考えればいいのか、また「力強い問い」や「いい問い」の意味をつかんでいらっしゃったようでした。

収穫!

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今回の収穫です。みなさん、たくさんお持ち帰りいただけたようで。
ぜひぜひ、実践に結びつけていただきたいと思います。
(レポート:DODパートナー 中川繁勝)