【レポート】3/31(土)表現アート・ダイアログ「自分の中の光と影」開催レポート

開催概要

●タイトル: 
本当の自分を生きるダイアログシリーズ第4回
表現アート・ダイアログ「自分の中の光と影」
●日時: 2012年3月31日(土) 10:00~12:00
●場所: 東京体育館 第2会議室
●ファシリテーター: ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP代表 大前みどり
●参加人数: 11名
●テーマ: 「自分の中の光と影」

当日の様子

広々とした会場で、午前中の気持ちのよい日差しが射し込んでいました。
●チェックイン
まずはサークルでチェックインと自己紹介です。最近印象に残った出来事を語ってもらったところ、自然とお互いに打ち解けやすいやわらかな雰囲気が生まれました。
sRIMG2410.jpg



●体を使った表現

続いて、身体を使った表現に移っていきます。
まずはストレッチ。思い思いの場所を順々に伸ばしていきます。
sRIMG2426.jpg



何人かでお題の形をつくってもらう「人間彫刻」では、様々な自由な表現が生まれました。自然に笑顔がこぼれています。

sRIMG2443.jpg


sRIMG2447.jpg



●フリードローイング

左手で手のおもむくままに線を描いてもらう、フリードローイング。そこに何が感じられるか語り合っていただきました。

sRIMG2452.jpg



●表現アート制作

使いたい材料を選んでいるところ。みなさん、徐々に目が輝き始めました。選んでいる表情も真剣です。

sRIMG2455.jpg



作品づくりに没頭している時間が、このワークショップの醍醐味です。時間の感覚が変わり、自分との対話がすすんでいるのでしょうか。どの方も本当に真剣にただたんたんと手を動かしています。静かに自分の内を感じる時間の大切さを、毎回思います。

sakuhin.jpg



出来上がった作品を見ながら、自由に語り合う時間です。作品の分析も評価も批評もしません。作品から感じられることをお互いに語り合うのです。答えがあるわけではありません。感じたことそのものが、その人の真実です。

sRIMG2480.jpg


自分自身を感じ、表現するには、言葉だけでなく様々な方法があります。普段あまりにもせわしない中で生活をしているからこそ、こうして静かに手を動かしながら、様々な素材の質感を感じながら、自分の中に耳を澄ませてみることが、リラックスや自己の癒しにつながるのではと思います。

また定期的にこういったワークショップを開催していきたいと思います。
ご参加のみなさま、ありがとうございました!
(レポート:大前みどり)

工夫したこと、気をつけたこと

●私自身もそうですが、表現をする、作品をつくるということに苦手意識がある方もいらっしゃるので、最初は自己紹介を兼ねた自分の語り、徐々に体を使っての表現、そして左手を使ってただ線を描いてみたりなど、「作品づくり」ではなく、今の自分の感覚を表してもらえるような流れをデザインしました。

●紙粘土、木の粘土、こむぎ粘土の他、様々な質感の紙、布、フェルト、モール、手芸用の飾り、リボン、紐など、ご自身の中にある質感を表現するために、たくさんの素材を用意しました。いろいろなものの中から、今の自分に「ピン」と来るものを選ぶ時間もまた、子供の頃のように、好奇心がむくむくと湧いてきたのではないでしょうか。