6/16(火)、30(火)、7/14(火)開催 哲学対話ファシリテーターのための『話が通じない相手と話をする方法』読書会(オンライン開催)

平行線の対立を、実りある「共同作業」に変えるために。

対話の現場や日常のコミュニケーションにおいて、目の前の相手を「理解不能だ」と突き放したくなる瞬間はありませんか。

「どれだけ言葉を尽くしても、自分の意見に固執する相手に辟易してしまう」
「価値観が根本から異なる相手と、平行線のまま終わるしかない虚しさを抱えている」
「分断や対立を前に、ファシリテーターとして自分に何ができるのか分からない」

私たちは、「正しい事実」を伝えれば相手は変わるのではないかと思いがちです。しかし、認知科学の知見によれば、事実は時に相手を頑なにし、対話の扉をより強固に閉ざしてしまいます。本書において哲学者が教える「不可能を可能にする対話術」とは、相手を論破して変えようとすることではなく、相手が「なぜ、その考えを大切に持っているのか」という背景にある思考の筋道を共に歩むことです。

そこで今回は、ピーター・ボゴジアンらの著書『話が通じない相手と話をする方法』をテキストに、一見不可能に思える関係性の中に「対話の可能性」を見出すための構えを共に学びたいと思います。

本書が提唱する手法は、相手を打ち負かす武器ではなく、相手の尊厳を守りながら、相手自身の内側に「別の視点」を招き入れてもらうための作法です。本読書会では、この「知的な探究」のエッセンスを、私たちの活動や日常にどう活かせるかを深めていきます。

単なる「話し方」のスキルを学ぶのではなく、自分自身の「相手を正そうとする無意識の傲慢さ」に気づき、どれほど相容れない相手であっても、誠実に向き合う共同作業者として迎え入れるための「心の構え」を再構築する機会にしたいと思います。

※欠席の方のフォローのため録画をいたしますので予めご了承ください。視聴期限は終了後1か月までです。

【課題図書】


『話が通じない相手と話をする方法――哲学者が教える不可能を可能にする対話術』
ピーター・ボゴジアン (著), ジェームズ・リンゼイ (著), 藤井翔太 (監修), 遠藤進平 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4794974094

【各回の範囲】

■第1回(6/16)p.7~p.128
第1章「会話が不可能に思えるとき」、第2章「入門:よりよい会話のための9つの基礎」、第3章「初級:人の考えを変えるための9つの方法」

■第2回(6/30)p.129~p.229
第4章「中級:介入スキルを向上させる7つの方法」、第5章「上級:揉める会話のための5つのスキル」

■第3回(7/14)p.231~p.313
第6章「超上級:心を閉ざした人と対話するための6つのスキル」、第7章「達人:イデオローグと会話するための2つの鍵」、第8章「結論」

【ファシリテーター】

大前みどり(ダイナミクス・オブ・ダイアログ代表)
経営管理修士(MBA)。人材育成会社で働いたのち、2009年に独立。ホールシステム・アプローチの手法を活用しながら組織や地域、学校における対話の場づくりを推進。2019年から哲学プラクティスを開始。哲学対話、哲学カフェ、こども哲学、本質観取、ソクラティク・ダイアローグなどの他、対話型鑑賞やLEGO®SERIOUSPLAY®と哲学対話を組み合わせるなど、様々なアプローチを実践。企業、学校、地域、美術館、カフェなどで哲学対話や哲学対話研修を行う他、対話力向上のための聴く・伝える・問う・考えるトレーニングを主催している。

開催日時2026年6月16日(火)、30日(火)、7月14日(火)19:30~21:30(全3回)
※欠席の場合、後日アーカイブでご覧いただけます。視聴期限は1か月です。
会場Zoom会議室
定員8名(先着順)
参加費Peatix経由でお申込み、お支払いください。
3,000円(税込)
キャンセル規定開催4日前までは全額返金いたします(お支払い方法によっては返金の際に手数料が発生する場合があります)。
開催3日前以降のキャンセルは、返金致しかねます。予めご了承の上お申込みください。
お問い合わせダイナミクス・オブ・ダイアログ(DOD)事務局