4/2(水)~4/30(日)開催 哲学対話ファシリテーターのための質問力☆集中トレーニング

【開催主旨】
・哲学対話では、どんな問いを立てるとみんなが楽しめるんだろう?
・参加者の発言をどんな風に聞いて、どんな風に問いかけるといいんだろう?
・対話中、どんな問いを投げかけるとみんながもっと深く考えられるんだろう?
哲学対話の進行をする際に、こんな風に迷うことはありませんか?
哲学対話の進行役は、参加者が安心して参加できる場をつくるということと同じくらい、参加者の発言をよく聞いて場に問いかけていくことが重要になってきます。
そのためには、参加者の発言の主旨をつかむことや、発言同士の発言がどのようにかかわっているか構造をとらえること、具体と抽象を行き来すること、対話の流れに適した問いかけをすることなどが必要です。
そこで、哲学対話において問いかける力を鍛えるための様々なトレーニングを、2日間で集中的に行います。
これまで哲学対話の進行や、ファシリテーター養成、質問トレーニングなどを年間100回以上実践してきた講師たちが、様々な哲学対話の状況に応じて必要と思われるスキルを体系化しました。それらを、トレーニングを通して身につけていきます。頭で理解するというよりも、身体で覚えていくような機会になればと思っています。
次のような方にお勧めです。
・参加者が関心を持って考えられるような問いを立てたい
・参加者の発言を的確に理解し、その場に適した問いかけができるようになりたい
・参加者がさらに深く考えられるための問いかけができるようになりたい
【内容】
※現状の予定です。進行に応じて順序や内容が変更になる場合があります。
■1日目
1)「問いを立てる」……身近な疑問を哲学的な問いに変換していく
2)「問いのバリエーションを増やす」……問いのパターンを使って、テーマについてどんどん問いを立てていく
3)「発話の要点をつかむ」……文章を読みながら、その発話に対してどのような問いかけが最適かを判断する
■2日目
4)「発話を理解する」……相手の発話をどう理解したか伝え返し、きちんと聞けているか確認する
5)「反射的に問いかけをする」……何?なぜ?例えば?の3つの問いだけで対話を深める
■3日目
6)「問いに答える」……問いの形を見極めながら、問いに答えていくことを繰り返す
7)「前提に気づく」……問いや答えのなかにどんな前提が含まれているか気づく
■4日目
8)「探究を促す問いかけをする」……哲学対話のなかでよくある場面を取り上げ、どのような問いかけをすることが適切か検討する
9)「実践トレーニング 1on1」……1対1のやり取りのなかで、話の流れに沿った問いかけを繰り返し、話し手やオブザーバーからフィードバックをもらう
■5日目
10)「実践トレーニング 1on多」……1対多のやり取りのなかで、話の流れに沿った問いかけを繰り返し、参加者やオブザーバーからフィードバックをもらう
【講師プロフィール】
大前みどり(ダイナミクス・オブ・ダイアログ代表)
経営管理修士(MBA)。企業の人材育成や起業支援に関わったのち独立し、組織や地域、学校において対話の場づくりを推進。企業や学校、美術館、カフェなどで哲学対話を実践する他、高校の探究の授業にも年間を通して携わっている。市民活動として哲学対話や対話力向上のためのトレーニングを毎月主催している。

角田 将太郎(アーダコーダ代表理事)
1995年生まれ。千葉県出身。県立船橋高校、東京大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程在籍。哲学対話の実践と研究を往復しながら、互いに配慮し合いながら共に考える場をつくる方法について探究している。様々な学校や企業、自治体で講師の経験がある。特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ代表理事。

ふみひらみつこ(まちいろドロップス主宰)
臨床心理士・公認心理師。対話を通して、人と人が緩やかにつながることのできる希望や可能性を感じながら活動中。東京都町田市を拠点に、子ども・子育て支援も含む、地域に開かれた様々な対話の場づくりをしている。現在、高校の探究の授業アシスタントの他、時々小学校での哲学対話も。
開催 日時 | 2025年4月2日(水)、9日(水)、16日(水)、23日(水)、30日(水) 19:00~22:00(全5回) |
会場 | Zoom会議室 |
定員 | 12名(最少催行人数4名) |
参加費 | 25,000円⇒初回モニター価格 20,000円(税込) |
キャンセル規定 | 開催8日前までは全額返金いたします(お支払い方法によっては返金の際に手数料が発生する場合があります)。 開催7日前以降のキャンセルは、返金致しかねます。予めご了承の上お申込みください。 |
お問い合わせ | こちらのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。 |