対話について対話する秋の1日

私たちがワールドカフェや対話についての活動を始めた2009年と比べると、対話が大切だという認識はとても高まっているように感じます。一方で、これまでの多くの場で出会った方々のお話を伺っていると、対話に対して持っているイメージは人それぞれ異なるようです。

こちら↓では、様々な実践家の対話についての語りを紹介していますが、
https://world-cafe.net/about/about-03.html

私たちは、そもそも1つの決まった「対話というもの、型、形」があるとは考えていません。

場をともにする一人ひとりが尊重され、お互いの声がしっかり聴かれること」

が大事にされれば、その場から何らかの知恵が立ち上がってくると考えています。
言い換えると、対話にはいくつかの条件はあるけれど、決まった答えはなく、様々な形で実現されうるものであると考えています。

これまで、ワールドカフェだけでなく、様々な対話の場を企画してきました。
今年8月には、『対話をデザインする―伝わるとはどういうことか』という本を読んで、著者からの問いかけ「何のために生きるのか?と自分の生きる目的を考える重要性」といったことについて語りあいました。

今回は、「対話とは?」「よい対話とは?」について改めて考え、対話を通してその本質を体感できるような場を作りたいと思います。「集合的な知が生まれる対話の方法」を組み合わせ、じっくりと対話の意味や価値について考えることに取り組みます。

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【内容(予定)】

10:00~12:30 <ワールドカフェ>
日常の中の対話的活動について振り返りながら、今だからこそ求められる対話の意義について考えます。
※午前中のワールドカフェのみの参加も受け付けております。

13:30~15:40 <アクティブ・ブック・ダイアログ®(ABD)>

『ダイアローグ~対立から共生へ、議論から対話へ~』デヴィット・ボーム著
対話に関しての金字塔的なボームの本を分担して読みながら、対話についてのさらなる理解を深めていきます。
※当日は一冊の本を分解して分担してその場で読んでいただくため、事前に読む必要はありません。

16:00~18:00 <哲学カフェ> 
場の中で対話に関する問いを出し合って、ともに考えていきます。

【参考情報】
★ワールド・カフェとは
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいた話し合いの手法です。メンバーの組み合わせを変えながら、4~5人単位の小グループで話し合いを続けることにより、あたかも参加者全員が話し合っているような効果が得られます。

★アクティブ・ブック・ダイアログ®(ABD)とは
1冊の本を分担して読み、要約し、プレゼン発表をする。そしてパワフルな問いをベースにダイアローグするという、読書手法です。能動的な気づきや学びが得られます。
アクティブ・ブック・ダイアローグ®公式サイト

★哲学カフェとは
「なんとなく気になるけど、普段はあらためて考えない疑問」「すぐには答えが見つからなさそうな疑問」について、みんなで語りあって思考を深めていく活動です。1992年にパリのカフェで生まれ、その後世界中に広がっていきました。一人ではなかなか到達できない地点まで、「ほかの人の力を借りて」自分の考えが掘り下げられていく感触を味わえます。

【ファシリテータープロフィール】

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大前みどり
ダイナミクス・オブ・ダイアログLLCパートナー/イーファイブ・プランニング代表

「対話の場を通して、自らの行動で社会をよりよく変えられると思う人が増えること」を目指して、対話の場をつなげるイベント「ワールド・カフェ・ウィーク」を2009年に立ち上げ、現在のダイナミクス・オブ・ダイアログLLCにその活動を引き継いでいる。2010年にはフロー・インスティテュートを立ち上げ、イキイキと働く人であふれた組織を増やすための活動に努めている。
現在は3つの事業を運営しながら、様々な想いやビジョンを形にするプロデューサー&組織や地域の一人ひとりの力を引き出すファシリテーターとして活動している。日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー、生涯学習開発財団認定 ワークショップデザイナー・マスタークラス、日本リフレクティング協会認定 リフレクティング・ファシリテーター®