7/13(土)~14(日) "今ある限界を超えて、本当に必要な組織開発のあり方を共創する" フューチャーサーチ
欧米の企業や行政体、ユニセフなどで幅広く活用されている「フューチャーサーチ」は、
様々なステークホルダー(利害関係者)が一堂に会し、対立や利害関係を超えて、
新たな未来へのアクションを探求するためのファシリテーションの手法です。
1980年代から30年にわたって世界中で活用されており、紛争解決、組織開発、地域開発、
学校教育などの分野で様々な効果をあげています。しかし日本では、フューチャーサーチが
活用されている事例はまだ数えるほどしかありません。
私たちダイナミクス・オブ・ダイアログLLPでは、過去に4回のフューチャーサーチを開催
してきました。最初の2回は参加者の方々と一緒に業界やケース、ステークホルダーを
相談して決めながら。3回目と4回目は、実際に葛藤や課題を抱えているある組織を
「モデルケース」として。
5回目の開催となる今回は、1人でも多くの方にさらなる「当事者意識」を持って参加してほしい、
そして私たち自身も本当の意味でのリアリティの中でフューチャーサーチを実施したいという
想いから、「組織開発の未来」をテーマに開催します。
想いから、「組織開発の未来」をテーマに開催します。
もともと私たちの活動は、組織の中に対話の文化を醸成していきたいという想いが
ベースの考えの一つになっています。
またこれまでのフューチャーサーチの参加者の方々も、企業、学校、病院、行政、
コミュニティなど分野は違えど、"今そこにある組織を、そこにいる人の力によって
よりよく変えていきたい"という方がほとんどでした。
経営陣と社員の意識の違い、部署間の大きな壁、コミュニケーションの不足、旧態依然とした
業界の構造など、どんな企業においても同様に、「変わりたくても変われない...」という葛藤を
抱えている組織は多いのではないでしょうか。
そういった葛藤を抱えながらも関係者みんなが望んでいる共通の未来を探求し、それを実現
するためのアクションプランに落とし込んでいくのが、フューチャーサーチのプロセスです。
このプロセスは、「ジェットコースターに乗る」というメタファーで表現されます。
参加者はそれぞれ、自分自身の経験と考えを携えて乗車します。ときには絶望や無力感を
味わったり、理想を描くことで高揚感や希望が湧いてくることもあります。最終的には、
人々の間に解決されていない意見の相違があったとしても、共通に望んでいること(コモン
グラウンド)に基づいてアクションに取り組むことに合意する。
それが変革への第一歩となります。
フューチャーサーチでは通常、課題や問題に関係するステークホルダーを事前に明確にし、
その方々を招待して行いますが、今回は30名前後の参加者がそれぞれ5~6つのステーク
ホルダーグループに分かれ、そのステークホルダーのロール(役割)として3日間の会議に
参加していただきます。
ステークホルダー選びの基準は下記の通りです。
▲実行に移すための権限や資源を持っている人
■起きる結果から影響を受ける人
●情報を持っている人
今回はテーマが「組織開発の未来」ですので、下記の通りステークホルダーを設定する
予定です。
▲①経営者
社長、役員など、経営上の意思決定権を持ち、アウトプットに責任がある立場の人
▲②プロジェクト担当者
経営企画/研修担当者/組織開発プロジェクトメンバーなど、組織開発プロジェクトや
組織変革プロジェクトを推進していく担当者、事務局
■③管理職
現場のマネージャー層
■④一般社員
現場やスタッフ部門などの一般社員。非正規雇用労働者も含む
●⑤組織開発コンサルタント
大手コンサルファーム、独立系コンサル会社、研修ベンダーなどの経営者・コンサルタント・営業や、個人のコンサルタントなど、外部から組織開発に関わる立場の人
どのステークホルダーとして参加されるかは、当日ご希望を伺います。
普段のご自身の立場に近いロールでも、まったく逆の立場のロールでも構いません。
フューチャーサーチの取り組みの前提には、「未来はただ起こるのではない」という考えが
あります。未来は、私たちが今日何をするのか、または何をしないのかということの結果として
生み出されるものです。フューチャーサーチを通して、私たちが最も望ましい未来をどのように
考えているのかを明確にし、全員がそれに基づいて、現在と未来の行動をとれるようにしたいと
考えます。この興味深く、貴重な場への皆様のご参加をお待ち申し上げております。
活発で建設的な時間をご一緒できることを心より楽しみにしております。
【フューチャーサーチの特徴】
●ステークホルダー(利害関係者)を一堂に集めます。
●参加者は自律的に運営し、行動に責任をとります。
●合意できるものに焦点を当て、合意できないものは横に置いて進めます。
●結果(アクション)を生み出すことに重点を置いた設計になっています。
●個人ワーク、グループワーク、全体討論を積み重ねることにより、全体性が感じ取れる設計になっています。
【フューチャーサーチのプロセス】
●過去・・・グローバル、ローカル、個人の視点で過去の年表をつくる。
●現在・・・マインドマップで現在のトレンドを共有する。各ステークホルダーごとに、誇りに思うこと、申し訳なく思うことを討議する。
●未来・・・理想的な未来のシナリオを描き、即興で演じる。
●コモングラウンド・・・全ステークホルダーに共通するコモングラウンドを探求する。
●アクションプラン・・・実行チームを編成し、短期的・長期的プランを作成する。
※今回のワークショップは、実際にフューチャーサーチを体験していただくことを目的としています。
フューチャーサーチの原理や詳しい運営方法をお知りになりたい方は、併せて書籍をご参照ください。
フューチャーサーチ ~利害を越えた対話から、みんなが望む未来を創り出すファシリテーション手法~
マーヴィン・ワイスボード サンドラ・ジャノフ ヒューマンバリュー
開催概要
【日時】 ※募集開始時より時間が変更になっておりますので、ご注意ください。
2013年7月13日(土) 11:00~19:00
7月14日(日) 10:00~19:00
※進行内容により、若干時間が伸びる可能性があります。
【場所】 東京体育館 第2会議室
JR中央線(普通)・総武線「千駄ヶ谷」下車徒歩1分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」A4出口
【定員】 30名前後
※2日間すべてのセッションに参加できる方のみとさせていただきます。
【参加費】 30,000円(税込、事前振込)
【ファシリテーター】
大前 みどり (おおまえ みどり)
ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP 代表
フロー・インスティテュート運営統括
(株)アントレプレナーセンターで、自立型人材育成、起業家支援、地域活性化支援に関わり2009年に独立。「対話の場を通して、自らの行動で社会をよりよく変えられると思う人が増えること」を目指して、対話の場をつなげるイベント「ワールド・カフェ・ウィーク」を立ち上げる。2010年には、イキイキと働く人であふれた組織が増えるための「フロー・シンポジウム~Flow the World」をスタート。元来の直観力、企画力、実行力を活かし、様々な想いやビジョンを形にするプロセスにプロデューサーとして携わっている。「人や組織が本来持っている最大限の可能性を拓く!」という一貫した信念を持ち、企業内での対話の場の展開も積極的に支援している。
坂本 敬行 (さかもと たかゆき)
ダイナミクス・オブ・ダイアログ LLP パートナー
Authentic Life Institute 代表
12年間で4社を経験し、人材育成、組織変革のプロジェクトリーダー、講師、ファシリテーターを数多く務める。4社で社内外の研修・ワークショップ受講者数はのべ1万人以上。1,000人規模の組織変革のプロジェクトリーダーなども務める。組織の現場において、人と組織の両面のアプローチから育成・変革をデザインし、学びから実践までの仕組みをコーディネートするのが得意である。個人の学びと気づきを日常で実践するためには、対話とシンプルな仕組みが必要であると考え、一貫して個人・組織の本質的な変容を引き起こすことにフォーカスしてきた。
現在は、サイキック・リーディング、霊視など生得の能力を生かして、個人、組織において、個々が本来の自分らしさを取戻し、よりいきいきとした人生を送るためのエンパワーメントを行っている。
【お申し込み】
下記フォームよりお申込みをお願いいたします。
【参加費のお支払い手続きについて】
申し込み後、振込み先が記載された自動返信メールが届きます。メール受領後、記載の期限までにお振込みください。入金をもちまして申込み受け付け完了となります。
【キャンセル規定】
ワークショップ開催8日前を経過の後、お客様のご都合によりャンセルされた場合、下記の通りキャンセル料金をいただきます。なお、返金の際の送金手数料はお客様負担とさせていただきます。
・8日前までのキャンセル・・・・・無料
・7日前~4日前・・・・・参加費の50%
・3日前~当日、開催後・・・・・参加費の100%
【主催】 ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP
【共催】フロー・インスティテュート
【お問い合せ】
ワールド・カフェ・ネット事務局