Vol.50 大事なところ
ワールド・カフェのファシリテーター養成講座「ワールド・カフェのつくりかた」でよくある質問。
「ファシリテーターは途中で介入してもいいのですか?」
残念ながら答えはNO。
ここは我慢のしどころなんです。
ただし、やりようはあるんですけれどもね。
それは、養成講座にてお伝えしています。
さて、ファシリテーションに限らず、大事なところがあります。
最近、筋トレをしているのですが、トレーナーは私の筋肉のために大事なところを知っています。
それは、つらさと限界の間。
つらいと感じても、そこからの「もうひと頑張り」が大事なんです。
「あぁ、もうだめ」というところからのひと頑張りが、筋肉を大きくしてくれます。
ファシリテーションも、「あぁ、ここで介入したい」「あ、ちょっと言わなきゃいられない」
というところで、もうひと頑張りして見守る。信じ続ける。
すると、参加者たちが自分自身の力でそこを突破していきます。
誰かがうまく口を挟んで、いい方向に流れだすのです。
そういえば、子供が自転車に乗れるようになる時も、そんな感じかな。
大事なところは、限界のちょっと手前にあるんです。
ファシリテーターとしてはそこを見逃さずに進めたいですね。
(DODパートナー:中川 繁勝)