【レポート】3/15 パワーアップ☆ファシリテーション

開催概要

●タイトル: パワーアップ☆ファシリテーション
●主催: ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP
●日時: 2014年3月15日(土) 10:00~18:00
●場所: 新宿文化センター 第4会議室
●参加人数: 参加者 10名
●ファシリテーター: 折口みゆき(ダイナミクス・オブ・ダイアログLLP パートナー)


当日の様子

今回は、大阪、そして四国・香川県からご夫婦でのご参加がありました。遠くからお越しいただき感謝感謝です。

●自己紹介

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まずは自己紹介。自己紹介で話す項目がファシリテーターの折口より伝えられ、2つのグループがそれぞれグループ内で自己紹介を進めました。
自己紹介後、雰囲気の変化・気持ちの変化についてグループで話し合い、「なぜ、グループの雰囲気が変わったのか?」の問いに対して参加者のみなさんからのコメントを共有しつつ、チェックインの効果やポイントをつかんでいきました。

それぞれがチェックインで工夫していることをみんなで共有すると、あれやこれやいろいろな視点からの自己紹介項目が飛び出してきました。なんでも話せる安心・安全の場ができるしくみも理解することで、今まで以上にチェックインや自己紹介の価値が高まったような気がします。

徐々に場に慣れてきたところでグループのリーダー決め!ここでまた盛り上がりのひと工夫が紹介されました。場のイントロダクション部分からグループリーダー決めまで数々のファシリテーションポイントが見つけられ、興味深い幕開けとなりました。


●対話とは?

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「対話とは?」を問いに、グループワークがスタート。自分が考える「対話とは」をポストイットに記入し、グループでそれぞれの「対話」の定義を話し合いました。

その後、ファシリテーターの折口からの問いかけにより、参加者全員で話を進めると「あぁ〜」という気づきとも納得とも取れるような声が。各グループからの分析的な解説も手伝い、「対話」の定義はもちろん、対話の価値や進め方のポイントなども共有され、参加者全員の知が集まり整理され始めました。場の空気が濃くなり、エネルギーの高まりを感じる時間が流れました。


●ファシリテーターは何をしていた?!

突然の質問。「ここまでファシリテーターは何をしていたでしょうか?」。

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ここで改めて、いままで自分たちが目の前でみてきたファシリテーターの一挙手一投足、言葉や表情を思い出しながら、ファシリテーターの折口が何をしていたのかを考え、参加のみなさんにもファシリテーターとしての立ち位置になっていただき、必要なポイントを確認していきました。
もちろん折口からも、しかけの裏話がいくつか披露されました。みなさんが「う〜ん」と納得の声を上げながらメモを取っていたのが印象的でした。



●はじめの場づくり

対話を促進する場を作るために、場づくりのしかけが披露されました。みなさんがお持ちのアイスブレイクネタの共有です。
DODスタッフからも以前に参加された方がシェアしてくれたワークをみなさんに紹介し、実際に体験。単純なワークにも関わらず、みなさんにはひとしきり盛り上がっていただきました!


●自己発見・開発編

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ここでは、客観的な視点で自分を見るためのワークが紹介され、体験しました。どちらかと言えば短い時間ではありましたが、過去の自分と向き合い、言葉にして相手に伝える。そのプロセスを通して、相手への見方、距離感、自己への客観性の変化を感じる時間となりました。相手に何かを考えさせ、思い起こさせるという、まるでマジックのような質問の効果で、二人の対話の深さが変わることを目の当たりにする時間でした。

グループに戻っての対話では、体験者としてのコメントを話すとともに、ファシリテーターとしての視点での気づきを共有。何をすると参加者がどうなるのか。それを実感する方が多くいらっしゃったようです。

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  • 人の話を聴きながら、自分を内省する。
  • 相手との距離が近づく。
  • その人個人がただそこにいるだけではなく、ストーリーで相手がとらえられる。
  • 相手の物語が見える。
といった気づきが生まれていました。


●チームビルディング編

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フラフープを使って、チームビルディングワークを2つ体験。

ひとつめは首尾よく進んだのですが、2つめはどうにもうまくいきません。チームとして成果が上げられなかったという視点に立って、振り返り、同時にそこで何が起こっていたのかを確認してみました。

その中で、「チームになっていなかった」「声なき声に耳を傾ける必要性がある」などのコメントの中から、表面的なチームビルディングとしての使い方、更に、組織運営のワナへの気づきへの応用を学びました。

ここでのワークは、休憩時間に有志のみなさんがやり直していました。うまくいかなかったのがよっぽど悔しかったようです。


●問題発見・問題解決編

問題解決はどんな組織にも必要とされることです。その問題をどう見つけるか、どう見るか、どう対応するかを考えてもらう対話型のワークを実践しました。ポイントは「見える化」。実際に見える化してみることと、見える化した後にそれをどう活用するかをファシリテーターから紹介してもらいました。
見える化した後に、そうなった理由を話してみると、改めて自分で自分の考えや傾向を知ることにもつながります。
問題への「見える化」。興味深いワークでした。


●アイデア創造編

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ここでは、ただアイデアを出すだけではない、アイデアを出すための考え方からアプローチする手法を学びました。そこからの対話の質の変化を見つめつつ、そのワークの効果を共有しました。

人の思考の嗜好と傾向を踏まえつつ、ファシリテーターの折口から「こうしたらいいよ」の方向性が示されると、そうだそうだと首を縦に振る人、「そうですね」と同意・納得する人もいました。

アイデア創造がうまくいったグループとうまくいかなかったグループが生まれましたが、そこに折口が気づきつつも、そのまま放置して進めていた理由も話され、ファシリテーションの進め方のノウハウを知ることとなりました。


四国・香川からお越しになったご夫婦は飛行機の都合で30分早くお帰りになることになりましたが、「早速明日から使います!」の言葉を残して帰路につかれました。
最後まで残ったみなさんは、その後、今日の感想・気づきを共有し、改めてファシリテーターとしての「仕込み」の妙、考えるべきこと、意識すべきことをおさらいすることとなりました。

最後にいくつかの質疑応答が行われ、1日のワークショップが終わりました。


●参加者からの感想(抜粋)

ご参加者のみなさんからは以下のような声をいただきましたので、ご紹介しておきます。

  • いろいろな方と対話しながら進められたことで、考え・理解を深め、気づきを得られた。
  • 具体的なワークのおかげで、対話をするときの関係性の質の変化のさせ方、場の認知を変えること、フォーカスすることの大切さの理解を深めることができました。
  • ツールが学べた。その意味と使い方も学べた。

DODパートナー 中川繁勝