【レポート】2/5(土)ワールド・カフェ×OSTワークショップ「人と組織の新しい関係」開催レポート

開催概要

●タイトル:ワールド・カフェ×OSTワークショップ
●主催:ワールド・カフェ・ウィーク実行委員会
●日時:2011年2月5日(土) 10:00~19:00  (9:40受付開始)
●場所:東京体育館 第2会議室
●会費:10,000円 (税込、事前振込)
●参加人数:30名(スタッフ含む)
●テーマ:「人と組織の新しい関係」


当日の様子

≪午前中≫
●オリエンテーション
 ありのままの自分でご参加いただくこと、誰かを演じていただく必要がないことをファシリテーターの坂井からアナウンス。
 今日一日のセッションの流れを説明します。
 OSTを参加者が実際に体験して、皆さんが気が付いたことや感じたことを交えながらOSTの説明を行うという2部構成にしています。

●ワールド・カフェ
 アイスブレイクを兼ねて、ワールド・カフェを行いました。
 R1,R2のテーマは、
 「今日のこの場に対してどんな期待や不安がありますか?」
 皆さん、緊張が解れていくのが表情から伺えます。

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 R3のテーマは、
 「今、どんな考えが浮かんでいますか?」
 各テーブルで行われた対話を共有しながら今日のOSTで話すテーマに徐々に近づいていきます。

●OST(オープンスペーステクノロジー)
 全員で協力しながらテーブルを移動し、OSTに備えます。
 ファシリテーターから今日のセッションを進めるにあたって重要な心構えや感覚を説明します。

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 【説明内容】
 ・4つの原理
   1.ここに居る全ての人が適任者である。
   2.どんな些細な出来事も必然である。
   3.いつ始まろうとも、それは適切な開始である。
   4.いつ終わるのか、それが終了したときだ。 
 ・移動性の法則
   主体的に移動する
 ・大切にする感覚
   「えっ!?」という感覚を大切に
 ・蜂と蝶の重要性
  蜂(Bumblebee)
    自由を真摯に受け止め自分の両足を使い、会議から会議へと常に飛び回っている人のこと
    効果:他花受粉、異種交配
  蝶(Butterflies)
    どの会議にも参加せずに行動をしない。沈黙を楽しみ、新たな話題を提供する。
    効果:栄養分の強化

●OSTのテーマ出し
 参加者の皆さんが主体性を発揮し、今日この場で話し合いたい気持ちを開示してくださって、13個のテーマが生まれました。

≪午後≫
●OSTのセッション登録
 参加者の皆さんがそれぞれ情熱を注ぐに相応しいテーマを選択していきました。
 テーマを一つに中々絞りきれない人もいました。

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●セッション1~・セッション2
 予め準備された3会場の中から好きなスペースを見つけ、それぞれのテーマについて対話を深めていきました。

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●全体共有  (全体レポートの編集作業)
 それぞれ、近くの人達と今日の印象に残ったことを話していただき、その後全員で意見を共有しました。

●投票&クロージング
 投票の多かった上位2つのテーマをピックアップし、皆で話を深めます。

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●OST運営方法の解説、活用事例紹介
 OSTの解説、並びに質疑応答を行いました。

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たくさんの質問が参加者から出ました。
以下、質問と回答を記します。

Q&A

Q.なぜ、一歩下がったのですか? 
A.狭いと開放感が無いからです。円を作りにくいからです。

Q.円の中を歩いた理由は?
A.開発者のハリソン・オーエンも最初は円の外にいるそうですが、円の中をゆっくり歩くことでファシリテーターに視線が集まります。歩くファシリテーターを目で追いかけることで、視界の中に、参加者全員の顔が自然と入り緊張が解れ、全員が一つの集団である意識が高まります。

Q.台本を読んだのは、わざとですか?
A.今日は意図的に台本を朗読することにしました。しかし、いつも台本を使用する訳ではありません。ハリソン・オーエンは目的地に辿り着く為に、自分のやり方を大切にするように言っています。例えば、京都精華大学で行われたOSTでは、表紙と背表紙を準備してあり、この間の中身をみんなで作成しましょう。とオープニングで話していました。結果として、20ページのレポートとなりました。自分のやり方に合ったオープニングが見つけていただければよいと思います。

Q.ランチタイムにミーティングしても良いですか?
A.ミーティングしても構いません。疲れていたら昼寝しても構いません。

Q.インビテーションの意味は何ですか?
インビテーションはOSTを機能させる大切な事前準備の一つです。
インビテーションにはテーマに興味のある人を集める効果があります。

Q.セッションに一人だけだったらどうすれば良いですか?
あなたと同じような情熱を持つ人がたまたまいなかっただけで、皆で話し合うにはタイミングが早過ぎたという可能性もあります。
その場合には他のテーマに移動しても構いません。
他に移動したいテーマが無ければ、一人でテーマを考える貴重な時間となるでしょう。

Q.何もしないのはなぜですか?
A.その方ができるだけ、参加者をエンパワーメントできるからです。

Q.OSTの効果を発揮するようなテーマ・シチュエーションは?
A.殆どどのような場合においても機能するOSTですが、主催者によるコントロールされた状態のときは機能しません。

Q.テーマ設定はどのように行いますか?
A.関係者の情熱と責任を促すことのできるテーマを推奨しています。

(順不同)

工夫したこと、気をつけたこと

OSTの構造から「人が自分から行動をするときはどんなときなのか?」という「自己組織化」のヒントを感じとっていただくことを目的とし、「やり方」の説明や具体的手法の説明などは可能な限り少なくして、参加者の選択を増やす仕掛けやファシリテーターの存在を透明にする仕掛けを中心に準備しました。