【レポート】12/20 プレイフルワークで2010年と対話する!表現ワールド・カフェ開催レポート

開催概要

●タイトル:「プレイフルワークで2010年を振り返る!表現ワールド・カフェ」
●主催: ワールド・カフェ・ウィーク実行委員会
●日時: 2010年12月20日(月) 19:00~21:30
●場所: 東池袋あうるすぽっと
●会費: 3,000円
●ファシリテーター: ワールド・カフェ・ウィーク実行委員 大前みどり
●参加人数: 18名 (スタッフ含む)
●テーマ: 「2010年を振り返る&2011年に思いを馳せる」
●ラウンド数: 2ラウンド+回遊+全体シェア

●問い 
・2010年の作品からどんなことを感じましたか?
・2011年の作品からどんなことを感じましたか?

●問いの意図
今回は、クレイやレゴブロックなどの表現とワールド・カフェ形式の対話を組み合わせる流れにしました。様々な人の作品やその背景にある思いに触れることで、より自分の作品や自分自身への理解が進み、そこから相互理解も進みます。そこで、2010年を振り返る制作&対話を1ラウンド目、回遊&シャッフル後、2011年についての制作&対話を2ラウンド目としました。その流れでの上記の問いです。


当日の様子

▼今回は事前の準備をいつもよりできたのと、プロジェクターやPCを使用しなかったため、早めに会場のセッティングが終わり、余裕を持って参加者の方をお迎えすることができました。

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▼簡単なあいさつや流れの説明をして早速開始。
まずは今の自分の心の状態、体の状態を自分でチェック。会場をマトリックスにみたてて、今それぞれ何%くらいだと思うか、その場所に移動していただきました。

▼続いて、2010年を振り返りながら会場中を歩き回りました。さらに、様々な感情にアクセスしていただこうと、「喜び→怒り→哀しみ→楽しみ」を感じながら歩いていただきましたが、これはすぐそんなに切り替えられないという方もいたようです。(意図としては、感情に応じて歩き方がどんな風に変化するのか、自分の体の状態がどうなるかを感じていただくためでした)

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▼円になって、自己紹介。自分の呼ばれたい名前を、音と体の動きで表現しました。誰かがやった動きをみんなでミラーリングします。とても個性的な方々集まりました。ほんの短い動きをマネするだけなのに、そこにゆるいつながりが感じられます。

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▼歩きながら振り返っていただいた2010年を凝縮して、こちらも音と体の動きで表現していただきました。今度は少しずつ時間をずらして、みんなでウェーブのように表現してみました。不思議と、「ああ、こんな2010年だったんですね」と共感を感じられたのではないでしょうか。


▼人間彫刻。「クリスマスツリー」という具体的なものから、「平和」という抽象的なものまで体をつかって、自分自身が彫刻になったつもりで表現していただきました。こちらも同じテーマでも様々な表現のしかたがありました。

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▼続いて制作タイム。クレイとレゴブロック、好きな方を選んで「私の2010年」というテーマで作品づくり。選ぶ楽しさ、クレイの感触の気持ちよさ、つくる楽しさ、などみなさんの表情がとてもイキイキされていました。

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▼完成後はグループ内での共有。それぞれ自分の作品を鑑賞したり、他の方の作品から感じたことを共有したりしました。

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▼休憩を兼ねて回遊タイム。他にどんな作品が生まれたのか、みなさん興味津津でご覧になっていました。

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▼2ラウンド目はシャッフルをして、今度は「私の2011年」です。
この制作タイムでは、ぐっと集中力が高まり、本当に真剣に取り組んでおられたので、声を出したり音を出したりするのがはばかられるほどでした。

20分という短い時間でも、これだけ集中をし、自分の内面に耳を澄ますことは中々日常の中では難しいのではないでしょうか。

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▼2011年の作品について感じたことを共有。未来の作品は明るくなっているという声がきこえてきました。作品からこれから起こるであろうことを感じるひとときのみなさんの表情もまた明るかったです。

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▼2回目の回遊タイム。2010年の作品を改良した方。まったく別の作品を作った方。見てまわっていると本当に一人ひとり違うんだなということと、同じ人の中での変化も感じられました。

▼全体での感想の分かち合い。作り足りない感じ、話足りない感じが少しありましたが、時間の関係で終了。あっという間の2時間半でした。

(レポート: 大前みどり)


工夫したこと、気をつけたこと、反省点


●通常よりも使用する備品が多いので、当日バタバタしないよう使用する場所ごとに梱包し、後片付けまでの手順も含めてビジュアルでイメージしておくなど、事前の準備を念入りに行いました。

●平日夜の開催で、急いでいらしたりお腹がすいている方も多いため、飲み物や少しお腹にたまるような焼き菓子類を用意しました。

●「プレイフル」を感じてもらえるようなイラストやキーワードをホワイトボードに記載し、ワーク中もさりげなく意識してもらえるようにしました。

●なるべく頭を使わずに、手や体を使うこと。やりたくないことは無理にやらなくていいこと。うまい下手ではなく、表現することが大切だということ。正しい間違っているではなく、ただこんなものをつくりたいというのがあるだけ。今回はワールドカフェをかなりアレンジしたバージョンであること。を最初にお伝えしました。

●考えすぎてしまうと手が動かなくなってしまうので、最初から会場内を動きまわったり、体を使ったアクティビティをテンポよく行うことで、感じたことを表現してもらい、気楽に制作を楽しんでもらうような流れにしました。特に音や体を使って表現する手法は、何も説明していないのに、その人の感じていることが伝わってくるようでした。

●今日に関わらずですが、説明しすぎず、ファシリテーターが目立ちすぎないようにということを意識しました。ともすると説明が十分でなかったり、何もしていないように感じられるかもしれませんが、ファシリテーターは教えたり、場をコントロールしたりする役ではなく、参加者の方が主体的に場に参加してもらえるように必要な準備をし、そのための手順をお伝えする係であるという意識で臨みました。

↓こんなイメージで(笑)

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●時間が限られている中で2010年を振り返り、2011年に思いを馳せてもらえるような流れにしましたが、少しつめこみすぎた感があります。制作の時間、対話の時間、個人の振り返りの時間、それぞれどれも足りない印象でした。次回、同様の時間枠の中で開催する際には今回の反省を活かしたいと思います。


参加者の感想

●はじめての参加でどのような場の雰囲気なのかわからなかったが、すんなりとなじめて対話をとても楽しめました。また、対話し、ワークすることで、自分の大切にしているものやこと、考え方を再発見でき、整理できた。対話って大事だなあと改めて感じた。(森田佳奈さん)

●短時間の中で今年一年を振り返りさらに来年のことを考えることができたこと。他の方の考えを共有し、感じることができたこと。(野村大祐さん)

●他の参加者の方の2010年→2011年を聞いて、自分の気づきにつながりました。また、自分が共感したことを素直に相手に伝えることによって、相手の方が「良い後押しになった!」と言ってもらえたことが、自分の中で素直でいて良かった!と思える瞬間でした。頭だけでなくこのように体と手を使うワークショップをどんどんやってほしいです!最後はとても清々しい気分になれました。ありがとうございました。(伊藤智香さん)

●レゴとねんどはとても楽しかった!!普段ふりかえることがないから考える時間になりました。(滝口キャシィさん)

●思いもよらぬものを作っていた自分に驚きです。童心にかえりながら、自分自身と深い対話ができました。「みんなちがってみんないい」を体験できました。(匿名)

●2010年と2011年の変化!人の声をきいて、柔軟になれた。素直になろうと思った。(ねてるさん)

●最初に体を動かしながら今年一年を振り返ったことが、特に今年の自分にとって大切なことで、それをしっかりと振り返って形にすることができました。それが2011年の表現にも利用できましたが、作った後にグループの人とお話をしながら「もっとこうしてみたい」「来年の自分はこうなりたい」と思えたのが新鮮でした。一年の終わりが近づく中で、出来事や気持ちを整理できました。手を動かすことをもっと日常に取り入れられたらと思います。(匿名)

●思ってもみなかった感覚が、心の中から出てきました!作ったとは、気持ちの良い脱力感におそわれた。ありがとうございました。(匿名)

●2010年、2011年と短い時間でしたが向き合うことができました。久しぶりに無心になって物をつくったと思います。(匿名)

●ねんどがカラフルにたくさんあったこと。ねんどやレゴが何となくその人の感じていることや人柄が出ている気がするけど、思い返すと最初の歩き方や自己紹介もそうだったかも。時間が短くて残念だったけど、もっと自分を深掘りすることをしたい。(匿名)

●作業をしている時に無心になれたことが新鮮だった。相手を理解するのに言葉はいらなかった。(匿名)

●他の方がどんな2010年であり、2011年にしたいと考えているのかを聞くことができたこと。何となく手が動いて作ったものに後から意味を考えることは楽しかったです。(匿名)

●手を動かすことで、考えずに素直に自分を表現できて向き合うことができたと思います。子どもの頃に夢中になった感覚がよみがえりました。(匿名)