vol.98「ひとつに括れない世の中」

いよいよ時代は混沌としてきているように感じる。
国際政治も、国内政治も。
会社組織も、一般家庭も。


以前のようにひとつの括りで捉えられず、多様性に満ち始めている。


そんな中でDODは一貫して「対話」をキーワードに活動を続けている。


最近は山田夏子さんのグラフィックファシリテーションの講座に人気が集まっている。
彼女がNHKの番組で描いていることもあり、人気は衰えない。


グラフィックファシリテーションは、対話を見える化する技術だ。
また、場の活性化や相互理解を促す技術でもある。


会議というのは一般的に論理的な進行を求められるものであり、左脳と右脳で分けるのならば左脳を使う話し合いだ。
しかし、グラフィックファシリテーションでは右脳を使う。
正確に言うのであれば、左脳も右脳も使う。
グラフィックという感覚的な表現手段を使いつつも、話されている中身の構造化を進めるからだ。


なんだろう。こんなところでも左脳か右脳かの一括りにはできない状況が起こっている。


いや、そもそも「どちらか」というものの見方がおかしかったのかもしれない。
例えば、民主主義か社会主義かというように。
中国は社会主義だが民主主義社会の様相を見せている部分もあるし、日本は民主主義でありながらまるで社会主義のような部分も持ち合わせている。


そもそもこの世の中は多様性に満ちていたにも関わらず、何らかの都合でいずれかに偏ったものの考え方をするようになったのだろう。
そして今になってようやく「それはちょっと違う」ということに世界が気づき始めているらしい。


私達はもっと柔軟に多様性をもって物事に向かうべきなのだろう。
「多様性」というのは、これからを生き抜くためのキーワードかもしれない。


(DODパートナー 中川繁勝)