Vol.72「対話の旅」

先日、DODメンバーで1泊2日の合宿を行いました。
お盆期間中だったので交通機関の混雑を避け、都内の静かなホテルに宿泊。
集合から解散までの丸24時間、睡眠時間以外はほとんどノンストップで話し続ける時間となりました。

何についてそんなに話をしたか?というと、テーマは様々ですが、大きく括るとそれぞれが「私」について
語りました。

ダイナミクス・オブ・ダイアログという組織は、現状4名のパートナーと、事務スタッフで運営をしています。
その組織を構成しているのは、一人ひとりの「私」。
その「私」たちの望むことの重なりが、「私たち」が組織で活動することの意味であり、ビジョンであると考えています。

当日は順番を決めて、メンバーの一人が今の自分のテーマについて語り、他のメンバーは様々な角度から問いかけをしました(今回はリフレクションカードというツールを活用しました)。

すると、投げかけられた「問い」によって、

現在、過去、未来を行き来する。
自分の内側、外側を行き来する。
様々な視点からとらえ直してみる。

といったことが語り手に起こります。

それは、語り手の様子に現れます。
投げかけられた「問い」に対して、

少し斜め上を見て考える。
うーん、とじっと腕組みをする。
目を閉じてお腹のあたりに意識を集中する。
自分の中をサーチしているかのように目が泳ぐ。

わずか数秒の間ですが、その間は、時間、空間、そして視点を縦横無尽に移動する精神的な「旅」をしているような体験だったと思います。

また、そのときは浮かんでこなかったけれど、何日か経って「そういえば...」と浮かんでくることもありました。
対話による気づきは、問いかけられたときや話しているときのその瞬間だけではなく、少し時間がたってふと、もしくは少し思い返したりしたときに、やってくるものもあるなあと実感しました。

合宿の最後には具体的な行動計画を作って終了しましたが、深い対話の時間を持てたからこそ、意識のずれがないように具体的なことを決められたと思います。

効率を重んじる組織においては、早く的確に答えを出すことが求められますが、そのためにこそ、じっくり腰を据えて対話をすることが重要だと、改めて実感する機会となりました。

今回、私たちの合宿で活用させてもらった「リフレクションカード」は、誰でも手軽に内省が行えて、さらにチームでの考えの共有や関係性の強化&深化にものすごく力を発揮するツールだということも実体験とともに理解できました。


このリフレクションカードを組織で活用するためのワークショップを、開発者の中島さんをお招きして8月30日に開催します。
よろしければぜひ一度体験して、カードを手に入れてみてください!
http://world-cafe.net/event/post-46.html

(DODパートナー:大前みどり)