Vol.36 物事の『ゲーム化』による効果

こんにちは、DODパートナーの坂井裕紀です。
私は、健康で働く職場づくりのために、様々な企業でお手伝いをしています。
最近、従業員の生産性の向上や職場の活性化の為に「ゲーミフィケーション」が注目されています。

ゲーミフィケーション(Gamification)とは、ざっくりいうと "Game:ゲーム(遊び)" と "fication:フィケーション(~化すること)" の2つの言葉を合わせた造語、即ち「(物事の)ゲーム化」です。

あなたも時間を忘れてゲーム(遊び)に夢中で時間を忘れてしまった経験はありませんか?

このゲーミフィケーションは、最近、従業員の生産性の向上や職場の活性化の為に使われています。また、学校現場において生徒の学習意欲の促進などにも活用されています。

「野菜嫌いの子どもに野菜を食べさせたい」場合を例にしてみましょう。

例えば、ゲーミフィケーションから代表的な構成要素の「ポイント」や「リワード」を使うと次のようになります。

"野菜を1つ食べる毎に1ポイント、10ポイント貯まるとお小遣いがUPする"

すると、野菜嫌いの子どもがポイントに反応して野菜を食べるようになります。

或いは、「物語性」や「世界観」を使うと次のようになります。

"訓練兵!実戦に備えて訓練を始める。今から60秒以内に我々の皿に乗せられた野菜を全て除去しなければ、我々の部隊は全滅する。今すぐ除去作業を始めよ"

息子の友人は「ごっこ遊び」が好きなので、物語の登場人物を演じて「イエス・サー」と言いながら急いで食べます。

日常の一場面を『ゲーム化』することで人生が豊かになる。
そう考えたらワクワクしませんか?

勿論、日常のあらゆる場面において『ゲーミフィケーション』は活用できる訳ではありません。たとえば「がん患者の生存率を当てる」という目的をゲーム化することは不適切でしょう。

また、目標が不明確な場合も相応しくありません。たとえば「世界平和」を目標にしたゲーミフィケーションは(そのままでも無理やりすればできなくもないかもしれませんが)目標の抽象度を下げる必要があるでしょう。

あなたなら、どのような場面に「ゲーミフィケーション」を活用しますか?
4月24日に開催するワークショップでは、ゲーミフィケーションを学ぶだけでなく、ゲーミフィケーションの体験もできます。

4/24 Let's Gamification 🙂
https://world-cafe.net/2015/02/424lets-gamification.html

ぜひ一緒にゲーミフィケーションの学びと体験を味わってみませんか?
会場でお会いできることを楽しみにしております!

DODパートナー:坂井 裕紀)