vol.110「純粋な好奇心や欲求に従って」

今年に入って発表された芥川賞。
W受賞のうちのお一人『おらおらでひとりいぐも』 の著者、若竹千佐子さんは、63歳の専業主婦の方でした。
55歳のときに息子さんの勧めで、早稲田大学エクステンションセンターの小説講座に通い始め、2017年『おらおらでひとりいぐも』で第54回文藝賞を史上最年長で受賞。2018年、同作で第158回芥川賞を受賞し、芥川賞史上2番目の高齢受賞となったそうです。

そしてつい先日、 東海学園女子短大名誉教授の尾関清子さんが、88歳という国内最高齢で博士号を取得したというニュースが流れました。
尾関さんは、 30年以上、縄文時代の布文化の地域性や起源について研究されていて、もともと学位は持っていなかったそうですが、研究内容の貢献が認められ、博士号取得となったそうです。


こういったニュースに触れると、いくつになっても新しいことを始められるんだと勇気をもらいます。
好奇心や探究心に終わりはないのだと、奮い立つような気持ちになります。


今、人生100年時代と言われます。
世界的なベストセラー『LIFE SHIFT』の著者リンダ・グラットン氏によると、これまで65歳で定年、引退と考えてきた私たちが、より長く働くために働き方を変えようとするときに重要となるのが、個人の「無形資産」の構築だそうです。
生涯学習や自分のプラスになる人間関係の維持、会社や組織に頼らない自分自身の評判。さらに、運動や食生活注意、ストレスマネジメントの実践、そして、「変身する力」などが、長い人生を充実させると言っています。


私自身も、今年、社会人大学院を修了して修士の学位を取得しましたが、人生100年と考えると、まだ折り返し地点の手前です。
こらからもどんどん、自分の純粋な好奇心や欲求に従って学びと行動を重ね、成長する喜び、変わる喜びを味わい続ける人生を歩んでいきたいと思っています。

(DODパートナー 大前みどり )